[No.38] 2006/12/11 (Mon) 23:55
香水―ある人殺しの物語
![]() | 香水―ある人殺しの物語 パトリック ジュースキント (2003/06) 文藝春秋 この商品の詳細を見る |
満足度:★★★★☆
いままで嗅覚に注目した作品を読んだことがなかったから、この作品はとっても新鮮でした。文章で「におい」を表現するのはの大変なことなのだろうけど、この作品は読んでて「におい」に対する想像力がかきたてられた。ただし良い香り限定w
どんなに見た目の良い料理が目の前にあったとしても、その料理から漂う匂いがどぶ臭かったら食欲もうせるよなあ。いい匂いがしてくると食欲かきたてられるしね。食欲に関する匂いにばっかり反応する自分ばんざーい(●´∀`)ノ
人間にとって「におい」って重要なんだなって再確認したよ。
映画はどうなんだろう…
私的にグルヌイユの役者さんハマリ役っぽいし、映像見る限り期待大なんだけど…翻訳者ナッチ……
映画で「におい」をどうやって表現するのかが気になるところなんで、結局見にいっちゃってそうだけどネ〜。
ネタバレありの感想ここよりシタ

グルヌイユがバルディーニに弟子入りするあたりからターボかかってきた!
グルヌイユの才能が認められる瞬間なんてまさに
キタ━━(Α`(○=(く_`(○=(ε゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)=○)ω・`)=○)゚ё)=○)゚дゝ)━━!!!
てやつデス。たぶん私の個人的名シーンはここ。
グルヌイユの才能が認められたことも見物だけど、自分を遙かに上回る才能を持つ者に出会ったバルディーニの心境にも興味がひかれた。どういう気持ちなんだろう。しかも目の前にある才能に対し、自分のさじ加減ひとつで生かすことも殺すこともできる状況。今現在の私がバルディーニと同じ立場にあったらグルヌイユの才能をつぶすほうに走ってしまうかもしれない…どうなんだろーなー。
さーて、ここからパラノイア的暴走爆発よ!
眼下に広がる乱痴気騒ぎを目の当たりにしたグルヌイユが「あらためて猛烈な嫌悪感」を感じるのもわかるよーなわからないよーな。処刑台での実験によってグルヌイユの香水の効力が立証されたわけだけど、こんなにうまくいっちゃったら案外あっけなく感じるのかも。人間なんてくだらねーみたいな。
「人の愛をかきたてる香水」によりグルヌイユが手に入れたものは、結局人間への絶望だったのかな…香水ひとつによって簡単にどうにかできちゃう人々の姿なんて、たとえそれが真実であったとしても絶対に知りたくない。人間の持つ心の温かさなんかを信じていたいじゃあーりませんか。特に愛情なんてさ…
世の中知らないほうが幸せなことで溢れてマス。
そういやちょっと本編とは関係ないことで気になったんだけど、この作品の舞台である時代の人々にとって処刑とはどういうものだったんだろう。本文にも
とあるし。比較的近い時代である『モンテ・クリスト伯』読んだときも思ったけど、処刑は一種のショーみたいなものなのかな。ちょっとマゾ的なお楽しみ?キングかなんかの作品にも、生死をかけたゲームこそ最高のエンターテイメントみたいなことがかいてあったような。
なんだかものすごいフワフワした感想になってもうた…


コメント
でも観にいく気がするよ…公式が更新されてて面白そうになってた。
確かにあんだけうまくいってたら逆になんの感慨もわかなそう。
そして私もそんな真実は見たくないw
なんの思慮もない、ただの動物的な反応だもんね。ぞっとするわ。
最後の処刑台での悶着はぜひ映像で見てみたい!あの香水をどう表現するのか…
ああ、楽しみなだけに訳に頼らなければならぬ自分がふがいないね
予想してみよう!
後悔したら赤っ恥確定ミチヲ
はじめまして
映画のほうを試写会で観てきました。
とても引き込まれてしまい、最後は力尽きたように放心状態・・・。
本当に、いいようのない作品に仕上がっていましたよー。
はじめまして〜
nami5539さんは既に私の赤っ恥予想コメントの結果をしってるのですネ☆印象の強そうなラストに期待デス。それでこそ、私も恥をかいたかいがあったと…(*´ー`*)
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